春のコンサート - やなせななさん

【'10年4月18日掲載】

日本点字図書館の寄付活動を兼ねた「春のコンサート」が開催されました。出演は浄土真宗本願寺派の僧侶でシンガーソングライターのやなせななさん。

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やなせななさんのやわらかな歌声にすべての人が魅了されてしまいました。また、ただ歌声がすばらしいのではなく、曲も語りも説得力がありました。4年前、子宮体ガンを克服した経験をはじめとした、生きていくことの悲しみ、痛み、喜びが曲にも語りにも表現され、その人生を親鸞聖人の教えに導かれて生きていこうとする僧侶としての姿勢もはっきり感じ取れました。

さらに、彼女が本物だと感じたのは、「花まつりの集い」での住職の法話をそっと本堂のふすまごしで聞き、その法話に共鳴して、本番直前にわざわざ曲を入れ替えたり、住職の法話のどこに共鳴したかをきちんと語りながらコンサートをすすめていった点です。また、「唱歌メドレー」や「恩徳讃」は多くの方が口ずさみ、全員参加によるアットホームなコンサートでもありました。

コンサート終了後、「もう一度、彼女を呼んでください」と真剣にお寺に懇願するご門徒が続出したこと、CDが完売し、予約まで出たことなどを見てもいかに彼女に魅了されたかがうなずけます。親鸞聖人の教えに生きる彼女の姿を見て、心から励まされた人が多かったコンサートでした。

日本点字図書館へのサポートのため募金箱を設置したところたくさんの寄付金が集まりました。これと会費の一部を合わせて計7万円を住職が幹事を務める「コミュニティ21」(白川良行代表)を通じて、日本点字図書館に寄付いたしました。

曲目

  1. しんらんさま
  2. 祭りのあと
  3. 最期の子守唄
  4. おやすみ
  5. 唱歌メドレー(早春賦・春の小川・夏の思い出・たなばたさま・夕焼け小焼け)
  6. さくら
  7. 旅ゆく親鸞
  8. シチュー
  9. 恩徳讃 I
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