「チャリティ・トーク&ライヴ」の御礼

【'03年8月29日再掲】

「コミュニティ21」は4月12日、第3回目となる「チャリティー・トーク&ライヴ」を、千代田区九段会館に於いて開催しました。放送作家・永六輔氏によるトークと、ビートルズ・トリビュート・バンドのザ・タークォイズによるライヴを楽しむため、雨にもかかわらず、約800人の観衆が集まりました。

永六輔さんのトークが始まると、永年の芸能生活でつちかった巧みな話術に、いつのまにか引き込まれ、観客席から笑いの絶えることがありませんでした。その笑いのなかにも永さんの障害に対するきちんとした視座が語られていました。永さんご自身、盲目のシンガーソングライター・長谷川きよしさんや、癌で片眼を失ったファッション評論家・ピーコさんと親しくされていることから、視覚障害者の苦労は肌身で感じられていました。だからこそ、「障害は明るく笑って受け止めましょう」という永さんの言葉にも、説得力がありました。障害によって、暗くふさぎこんでしまうのではなく、しっかりと障害を見つめて、要求するものは要求するけれど、かといって卑下しないことが大切だとおっしゃいました。そして、年をとるということは誰でも障害者になる可能性をもっていると言われました。そういう広い視野で障害を見つめることの大切さ、それは自分自身の問題として受け止めることだと学びました。


永さんのトークをはさむような形でザ・タークォイズのライヴ演奏がありました。昨今では音楽の教科書にもビートルズの楽曲が載っています。さすがビートルズ、若い人から中高年の方々まで「イエスタデイ」「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」などのおなじみのナンバーに耳を傾け、楽しいひとときを過ごしました。

おかげさまで日本点字図書館へ950,000円の寄付金を送ることができました。蓮光寺のご門徒の方々におかれましても、トーク&ライヴに足を運んでくださったり、募金にご協力くださいました。蓮光寺の募金箱には、おかげさまで41,170円の募金が集まりました。皆様方のご協力に厚く御礼申し上げます。

今後も日本点字図書館への寄付活動を行ないつつ、“人間として生きる”という課題を学び続けてまいりたいと思います。

今回のチャリティー活動につきまして、ご協力いただきましたこと、重ね重ね御礼申し上げます。

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