あとがき

はじめて蓮光寺の門をくぐってから、かれこれ6年になりました。

その間にご住職が交代され、今回は本堂等の御修復にも立ち会うことができました。御修復の記念品のひとつである『聞法の一週間 蓮光寺住職短編法話集』のイラストを書かせていただき、少しだけ恩返しができたかなと思っています。今、蓮光寺の大きな歴史の中に参画して、教えを聞かせていただくことに喜びを感じています。

ご住職から「あとがきを書いてください」と言われたときは、このことをもっと詳しく書くつもりでいました。そんな矢先、何と私自身が会社からリストラを宣告されてしまいました・・・。アルバイトとして働いていたのですが、会社の方針が変わってアルバイトは使わないことになったとの事でした。

落ち着いて考えればたいしたことではないのですが、何だか自分の全存在を否定されたようで、とてもショックでした。人生、本当にいつ何があるかわかりませんね。3月までは働けるので、緊急の課題としては次の仕事場をさがしていきたいと思います。

でも、どんな状況であっても、そういう私を支えてくださる親鸞聖人の教えを聞き続けていくことが一番大切なことだと思います。「釋尼深信」と名のり、仏弟子として歩まさせていただいていることを大切にしながら、今出来ることを精一杯やっておこうと思っています。

(香)